摂食・嚥下障害看護 認定看護師 金 志純 Ns

Q. 今持っている認定はどのような認定になりますか?

摂食・嚥下障害看護の認定になります。取ったのはちょうど10年前になります。

Q. 認定看護師を目指すきっかけは何ですか?

自分の経歴として重症心身障害児者や医療的ケアが必要な方々と関わることが多くありました。

重度の方の対応となると食事の問題や呼吸の問題のケアが多くなり、他に介入しているスタッフに情報を伝える際にまだまだ知識や技術が浅いなと感じ、もっと勉強したいなと思い認定看護師の講座を受講しました。

Q. 以前の職場では認定を取る際にサポート体制などはありましたか?

認定を目指す看護師の多くは病院からの出向という形が多いのですが、私は仕事を辞めて個人で受けました。

Q. 勉強をしている期間は大変でしたか?

大体半年の期間、月曜から金曜までの講義、レポートとテストの日々で、人生の中で一番勉強したと思います。

でも、知識を得るのは好きだったのですごく楽しかったです。ただ、実習や演習があるので精神的に参ってしまう人もいましたね。楽なものではないと思います。

Q. 認定看護師として行っている活動を教えてください?

前所属していた病院ではNST(Nutrition Support Team, 栄養サポートチーム)の活動をしており、院内の患者様の誤嚥リスクに対してアプローチを図ったりそこを集約する組織的なマネジメントや、外来患者様の摂食外来、歯科や他職種との連携を実施していました。

外部活動としては、8年ほど前に日本赤十字広島看護大学で選任教員をしていた経緯があり、毎年非常勤講師として関わらせて頂いています。

また、“NPO法人口から食べる幸せを守る会”というのがあるのですが、そこでは理事をさせて頂いております。

NPO法人口から食べる幸せを守る会 HP

元々実技セミナーもしていたのですが今はオンラインでセミナーを開催したり、企画運営に携わらせて頂いています。また、企業からの依頼で講演をしたり執筆活動をしております。

Q. 入職後、内部に向けた活動について教えてください

本部と川口事務所で勤務しています。(埼玉県)川口市のエリアでは摂食に関する依頼であれば“東京リハビリ”という感じで広まってきているのを感じます。その他にも板橋区、台東区、練馬区でも摂食に関するご相談を頂き利用者様に関わらせて頂いていますし、また自費事業では“子どもplus”の枠内で、もぐもぐ相談室というのを今後予定しています。
子どもplus もぐもぐ相談 HP

Q. これまで困難ケースはどういったものがありましたか?

小児や成人も診てきましたが、家庭の中でご本人の意思とご家族の意思が違う事であったり、関わる職種の意見が違う場合であるとか、同じ方向性で向かえない時が一番難しい問題かなと思います。

Q. そういった問題が出たときに認定看護師の立場として心掛けていることは何かありますか?

なるべく関わった問題は情報共有したいと思っているので、そこでの提示や働きかけはするのですが、頂いた意見に関しても可能な範囲で受け入れるようにしています。

それでも難しい場合は私が先に立つのではなく、他の方にも間に入って頂いて上手く回るようにしてもらいます。それが上手くいく場合もそうでない場合もありますが出来るだけ一人で進めないようにはしています。

Q. 今後、内部・外部で行いたい試みはありますか?

私が在宅にしっかりと携わったのは今年度からになりますが、社内スタッフの中で小児ケアの課題が色々と見えてきたなと思っています。小児に関する発達の理解がまだまだ浸透していなかったり、小児看護の経験が乏しかったり苦手意識を持つ看護師がまだいるなと思います。そういうところで自分が少しでも役に立ったり知識を広げていくお手伝いが出来ればいいなと思います。

食事の面に関しても、食事だけではなくそこから全体の発達に結びついていくので、関係職種のST・PT・OTの方々とも連携していかないと難しい所もあるので、そこの成功体験を他の方々と共有していきながら小児の支援に繋げていけたらと思っています。

Q. 当社に入職する方に向けて一言お願いします

在宅で生活されている方のケアはすごく奥深く質が高いケアが必要になります。だからこそ自分の得意とするところを出しやすく、それが役に立つことでやりがいを感じることができます。

その一方、不足している部分にも気付いてくると思います。そういった所に気付いて成長していける場であると思います。

ぜひ色々な方々と関わりながらお互い成長しながら良いケアが出来ればいいなと思っているので、ぜひ入職をお待ちしています!