子どもを知り、適切な就学環境を考える 「発達検査」とは

こんにちは!子どもplus小金井教室 言語聴覚士の堀川です。

進学・新級に向けて「就学環境」を考えるこの季節、「発達検査」の相談を多く受けます。

皆さんにとって、発達検査って、どんなイメージでしょう?

IQを測られるもの・・診断のために使われるもの・・特性を知るためのもの・・

今日は、なじみがないとあまり知ることのない話になりますが、数値だけではない、子どもの個性に寄り添うための「発達検査の扱い方」についてお話したいと思います。

発達検査の結果や検査の際の子どもの反応の様子は、個々の特性を知り、個々にあった「学習」の仕方(就学環境)を考えるための大きな手掛かりになります。
しかし、発達検査の結果が適切に運用されず、結果の数値のみが独り歩きしてしまい、「線引きの基準」として扱われ、不本意・不合理な環境を強いられるような場面も少なからず目にします。

「学習」と一言で評されますが、効率よく「学習」するためには、複雑に絡み合うさまざまなスキルが必要となります。

まずは「身体」!!
健康であることやきちんと栄養が取れ、元気で耐久性のある「からだ」を整えることが豊かな「学習」の土台となります。
長時間座って授業を聞くため、集中して課題に取り組むため、整った文字を書くためにも「身体」「正しい姿勢」はとても大切な要素になります。
「学習に向き合える身体的な環境を整えること」は見落とされがちですが、「学習」のためにとても大切な要素になります。

加えて、一般的な「学習」のイメージでもある「知能」「認知機能」を育むためには


↑ここに挙げているようなさまざまな「認知機能」や学習への「モチベーション」が重要となります。

これらの要素は個別・集団双方の学習にとって大切な要素ですが、集団での学習には、この他にも様々なスキルが求められます。

↑ここに挙げている例のほかにも、集団生活ではさまざまな「変化に適応する」力が求められ、また一つ一つの変化に対応し、行動を変化させなければなりません。

発達検査では、個々の認知面の発達の特性やモノゴトのとらえ方の傾向を測り、場面の変化や刺激の変化に、
児がどのように反応するか、また、指導する側がどのように工夫すれば児がうまく対処できるかを知ることができます。

発達検査は、子どもの知能や偏差値が「数値(IQ)」として現れるため、数字だけが独り歩きしてしまうと「能力を測るもの」と捉えられてしまいがちです。
実際、「だからできない」「だからさせない」という判断や線引きに使われることも多くあります。

しかし本来は、個々の子どもの特性を知り、「どうすればできるか」「何を変えればうまくいくか」を考えるためのヒントとなるものです。

これまで知りえなかった個々の個性や特性が「見える」時代に変わり、その多様性が尊重される環境が考えられる現代、どんな子どもたちにも「学びたいことが学べる環境」を自由に選択する権利と可能性があります。

既存の在り方にとらわれて、「だからできないのか」「〇〇だから仕方ない」でとどまるのではなく、子どもの特性を理解し、思いや気持ちに寄り添うこと、支援する側―される側それぞれの「思いやり」「思いあい」の心を育てながら、広い視点と柔軟な手法で「誰でも好きな場所で 好きな仲間と 公平に学べる環境(合理的配慮)」を、ともに考え作っていくこと、

そのように〝建設的に運用すること〟が、発達検査が正しい使い方なのではないでしょうか。

子どもplus教室では、発達検査を承っております。
専門の資格を持つ療法士が、検査を行い、数値として結果を出すだけでなく、結果を踏まえて、個々にあった支援の在り方をアドバイスいたします。

頑張っているのにうまくいかない、やりたいこと過ごしたい環境があるけれど、どうサポートしてあげればよいかわからないなどございましたら、ぜひ一度、ご相談ください☆

子どもplus教室 小金井教室 言語聴覚士 堀川由樹子

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